高専からの編入失敗記~反省と対策~

こんにちは、高専生のたくです。

僕は去年、高専から大学編入を目指して受験をしました。
ありがたいことに、見事すべての大学から不合格通知をいただきました。

その反省と、これから大学編入を目指す人に向けてのアドバイスをここに残したいと思います。

たくの基本スペック

まず、僕がどんな人間か書かせていただきます。
僕が天才なのか落ちこぼれだったのかによって情報の受け取り方が変わりますもんね。

まずは成績です。

1年生の初めのテストは、40人中7位でしたが、その後徐々に落ちていき、11位から15位をさまよっていました。
つまりクラスで中の上くらい。
編入を目指す人の中では、成績は悪い方だったかもしれません。

専門教科は7割くらいの理解度。
教養科目(英語を除く)の理解度は9割くらいでした。(たくの判断に基づく)

TOEICの点数は580点でした。

部活は5年まで続けていて、特に成果は出していませんでした。

受験した学校

受けた学校は、神戸大学京都工芸繊維大学の2つに、高専の専攻科(すべり止め)を受験しました。

大学は2つとも落ち、専攻科のみに合格しました。
ちなみにその年は、専攻科を受験した人全員に合格が出ています。
だから実質、合格というより内部進学ですね。

なぜ受験に失敗したのか

はい。やっと本題です。
僕は見事、大学編入に派手に失敗しました。
その原因を自分で考察するとともに、友達の成功例もあわせて紹介していきたいと思います。

受験のスタートが遅かった

僕は4年生の夏ごろまで、就職にしようか進学にしようか迷っていました。
しかも、「迷ってるからとりあえず勉強しておこう」ではなく、「もし就職なら受験勉強しても無駄になるしな」と勉強していなかったのだから最悪です。
結局勉強を始めたのは4年生の10月でした。

編入試験だとだいたいどこでも求められるTOEICですら、初受験は11月でした。
最遅アンド最悪。

皆さん、迷っている暇があったら、とりあえずTOEICなどの英語の勉強しておきましょう。もし就職でもTOEICは役に立ちます。

さらに、受験校を決めるのも遅かったのです。
決めたのは4年生の3月。みんなが受験校に向かってまっしぐら勉強している時期に、僕はやっと受験校を決めました。
しかも消去法で。
これについてはもう少し後で書きます。

受験に成功している人は、だいたい初めから進学志望で、しかも受験を意識して日ごろの勉強をしている人ばかりです。
受験は甘くありませんね。

参考書をいっぱい使った

あなたの周りにも、めちゃくちゃ参考書を持っている人いませんか?
受験って、参考書をいっぱい持っている方が有利なのでは?とか思っていませんか?
僕はまさにそう考えて、おすすめと言われる参考書をいっぱい手に入れました。
これ、絶対してはいけません。

参考書を使う上で一番大事なのは、「自分が理解できなかったところを、理解すること」であって、「数を集めること」ではないのです。(当たり前)

僕は多くの参考書を使うことで、どれも中途半端に終わっています。
あなたはそうなってはいけません。

友達の成功例と僕の反省を組み合わせて、ベストだと思う勉強法は、

ある一つの教科では、一つの参考書をもとにして勉強し、わからないところが出てきたら、そのたびに図書館などに行って調べるか、先生に聞きに行く

です。
例えば数学なら、「編入数学徹底研究」が神の一冊なので、それをもとにして勉強していくといいでしょう。
もしこの参考書の難易度で足りなくなったときは、同じ系列の「編入数学過去問特訓」を使ってください。
この2冊は、編入試験の数学に特化した本なので、とても参考になります。
難関大学に合格していた人はだいたいこの2冊を使っていましたし、僕もこの本のおかげで数学力が格段にアップしました。

わからないところだけ、図書館などで「マセマのキャンパスゼミシリーズ」チラ見して理解するのがおすすめです。
この本は文章も図も易しいので、わからないところを理解することにとても適しています。

それでもわからない時は先生に聞きに行きましょう。
なんか緊張する…と思っても、最初は我慢です。頑張って聞きに行きましょう。慣れます。

携帯を禁止しなかった

受験あるあるだとは思いますが、スマホを触らないようにしたり、電源を切ったりして集中力を保つ勉強法があります。

僕はこの勉強法に反対でした。
なぜかというと、スマホの誘惑に自分が負けるわけない。と思っていたからです。
あと、勉強で分からないところを調べられないじゃんと思っていたというのもあります。

今ならいえる。スマホ禁止しろ!!!

まず、スマホの誘惑について。
勉強のストレスや、イライラが溜まってくると、異常なほどスマホが楽しくなります。
Youtubeのどんなにくだらない動画でも面白いですし、インスタグラムは虫眼鏡マークのところを無限に見ちゃうし。
これはおそらくほとんどの人が経験すると思います。

あなたが普段あまりスマホを触らない人間でも、楽しくなる瞬間がきっと来ます。
だから、スマホの電源を切りましょう。

次に、調べものについて。
スマホは検索にとても便利ですが、あまり多用してはいけません。
なぜならすぐ脱線するからです。
検索画面から戻るとき、
「あ、少し休憩しようかな」
と言って、すぐにYoutube、twitter、Instagramを開いてしまいます。
だから調べものをするときは、スマホではなくPCやタブレットなど、少し使い勝手が悪いものにしましょう。
そして、スマホの電源を切りましょう。

勉強場所を工夫しなかった

よくある勉強攻略記事では、「勉強場所を確保しろ!」と腐るほど書いてあります。
ですがひねくれものの僕は、勉強なんてどこでもできると意地を張っていました。
今となってはものすごく後悔しています。

僕はいつも自分の寮の部屋で勉強していました。
好きな音楽をスピーカーで流し、好きな飲み物を飲み、リラックスした状態で勉強していました。
一見、集中できそうな環境に見えますが、「リラックス」という状態は、勉強にとって不要であると気付きました。
少しのストレスがかかった状態こそ集中に必要な条件のようです。

受験勉強の後半に、一度ファミレスへ行って勉強してみました。
すると、びっくりするぐらい集中できて、4時間くらいぶっ通しで勉強していました。
その理由を分析してみたところ、3つの理由が浮かびました

一つ目は、周りの目がある。ということです。
勉強中にふと気を緩めて周りを見てみると、店員や周りのお客さんが目に入ります。
そうすると、あぁ、僕はみんながおしゃべりして食事している中、勉強して成長しているんだ。という優越感と、あいつさぼっていると思われたくない!という焦りが同時に生まれ、そのおかげで集中できました。

二つ目は、お金を払っているという事実があることです。
集中が切れそうになった時、僕はお金を払ってここにいるんだ。勉強しないともったいない!と思えたからです。そういうちょっとしたストレスが集中につながるのだと思います。
ちなみにおすすめの注文の仕方は、最初にドリンクバーのみ、疲れてきたらデザートです。

三つ目は、他にすることがないという状況だからです。
一人で勉強道具しか持たずにファミレスに行くと、勉強以外することがありません。
家なら何かしらすることがありますし、自分の部屋なんて娯楽の塊です。
どうせ休憩してもすることないんだから勉強しようかな、って気持ちになりました。

僕はファミレスがぴったりでしたが、人によって適している場所が違うと思うので、いろいろなところを試してみてください。
ちなみに僕は、図書館では集中できませんでした。お金への執着が強いから、お金を払って行くところが良かったのかもしれません。

もっと早くから場所を変えていればと後悔しました。
今から勉強する人は、ぜひ図書館やカフェ、ファミレスなどに行って勉強してみてください。

モチベーションが低かった

あなたは、大学へ行きたい理由をはっきり言えますか?
僕ははっきり言えませんでした。

なんとなく大学へ行きたくて、消去法で志望大学を選んだ僕は、それといった動機がありませんでした。理由として出てきたものも、「名前が有名だから」、「キャンパスライフが楽しめそうだから」、「試験科目が得意な教科だから」と消極的な理由ばかりでした。

あなたは、はっきり理由が言えるようになってください。
そうすれば勉強へのやる気も自然にわいてきます。

今はっきりとした理由がないという人は、少しでも行きたいと思った学校へ見学に行きましょう。行きたい研究室の教授にメールを送ったり、見学会に参加したり、自由に入れる大学なら勝手に入って大学内の雰囲気を見学しましょう。
めちゃめちゃ大事です。すぐしましょう。

逆に見学に行って、合わないと思ったらラッキーです。志望校を変更して、また見学に行きましょう。せっかく合格しても合わなければ意味ないですから。

すべり止めを正しく考えていなかった

すべり止めって、なんのためにあるのでしょう。
第一志望に落ちたときにしょうがなく行く大学と考えている人も多いのではないのでしょうか。
確かにそれは正しいのですが、編入試験の場合は違う意味もあるのです。

一つ目は、受験のリスクヘッジです。
編入学試験は普通の大学の入試と違って、何年かに一度問題内容をかなり変えるときがあります。
つまり過去問を参考にしていても、まったく違う問題が出る可能性があるのです。
また、受験人数が例年とはかなり変わることがあります。僕の場合だと、神戸大学は13倍、京都工芸繊維大学は12倍と、例年とは全く違う倍率になっていました。まさか二つともイレギュラーになることはないと思っていましたが、そんなこともあります。
リスクを減らすために、受験校を増やした方がいいと思います。

二つ目は、本受験の練習になるということです。
高専からの編入学の素晴らしい点は、日程が被らない限り何校でも受験することができることです。これをうまく使わない手はありません。
本気の第一志望校の前に、支障にならない程度の日程で受験できるところを探しましょう。できるだけ第一志望の大学と受験科目が同じ学校を。そしてそこを受験練習として受けてみましょう。
受験はかなり緊張するので、それに慣れるか慣れないかで頭の回転がかなり変わります。

ちなみに僕の周りの受験成功者は平均5校は受験していました。すべり止めは落ちていても、第一志望の大学には合格している人もちらほら。やっぱり慣れも大事な要素なのかなと思います。
受験料は高いですが、成功のための自己投資としてすべり止めを受験してみましょう。

最後に受験生へ伝えたいこと

僕は受験に失敗して、かなり落ち込みました。
が、今の自分の進路に不満はありません。

僕の好きな言葉に、
「自分の進んだ道を、正解にしろ」
という言葉があります。(誰の言葉だろう、忘れちゃいました。)

自分はすべり止めで受験した専攻科に入学しましたが、そのおかげで
「どうせキャンパスライフが楽しめないなら、チャレンジしまくってやろう」
と思えました。

自分は落ちたからしょうがない、もう駄目だとあきらめる人生は面白くありません。
だから落ちてしまってもそれをプラスにとらえて頑張ろうと思えました。

受験は一つの分岐点ですが、そこで人生が決まるわけでもありません。
とはいえ、自分のしたいことが大学にあるのなら、それに向かって努力しなければいけません。
受験は、誰かが受かれば、誰かが落ちるもの。
もし結果が悪くても、自分を責める必要はありません。
応援しています。
お互い、頑張ろう!!